柔軟なシステムで、高校生が、無理なく受験勉強に取り組める環境をつくってきたのです。さらに、独語や仏語で受験する生徒のための講座も準備しています。こんなところにも受験生のこまかな要求に対応しようとする姿勢がうかがえます。また。講師が熱心に質問に応じ、志望校選択などでも、進路指導の担当者が多角的な情報提供をしています。「アットホームなところがよかった」そういった声が多いゆえんです。当初から、ハイレベルな要求にこたえることを旨としていましたが、難関英語の早慶上智に対応する上智英語ゼミナールや、東大受験指導部といった特別選抜クラスも設定しています。校舎は、東京(水道橋、渋谷、高田馬場、三鷹)、横浜、千葉、大宮、熊本と幅広い展開を進めています。
中学受験をする理由はいろいろあるだろうが、都教組で調べたところ、理由の第一位は「高校受験で苦しみたくない」というものだった。このデータは91年の10月頃、各紙に発表されたもので、少し古いが、今も同じような傾向であることに変わりはない。教育に携わっている一人として考えさせられる記事だった。ここ十年の傾向だが、今の学校化された社会(学校の知識や資格が優先する社会。または学校の教育価値が重視される社会)は受験競争が激しいから、早いうちに私立の小学校か中学校に入れてしまおうと思っている親が増えてきた。子どもに高校受験で苦労をさせたくない親が多いのだ。つまり中・高一貫教育を望む家庭が増えてきたのである。もっとも、ごく最近は「私立の校風にあこがれて」あるいは「大学受験に有利だから」といった理由の中学受験生も多くなったが、いまだに、「子どもに楽をさせたいから」という理由で中学受験を目指す親子も少なくない。
若ければ若いほど、見るもの聞くものの多くが新鮮で印象深く、アテンションを誘います。が、年をとるにともない、知識が増えるだけでなく経験と体験を重ねるので、物事に対する新鮮な感動が薄れ、好奇心を感じなくなってアテンションが衰えます。考えてみれば当然といえます。この傾向は、加齢による生理的な記憶力減退よりも重視すべき要素です。年を重ねてもなお好奇心が旺盛な人が若々しく、頭もしっかりしていて記憶もいいのは、知識や経験にかかわりなく物事に対する感動や好奇心を失わず、アテンションが衰えていないからでしょう。さらにいうと、人間の脳は前頭葉という前のほうの部分から衰えてくるので、このような経験や体験の積み重ねがなくても、じつはアテンションが落ちがちなのです。だからこそ、年をとるほど好奇心を大切にしたいのです。